エッグカップ TGグリーン コーニッシュウエア ブルーストライプ

エッグカップのコレクションの一部をご紹介します。ブルーストライプと俗称される青と白ストライプの食器は、イギリス50、60年代キッチン用品の定番です。1960年代を再現するドラマ、映画、TVCF等の小道具にしばしばブルーストライプ柄の食器が使われます。

 

この大ヒット柄を生み出した製陶会社TGグリーンは1920年代にイングランド北中部のダービシャーで創業しています。

 

1930年代、TGグリーンの青白のストライプのカップや皿やキャニスターがヒットします。当時、青と白をイギリス人にとっての憧れの保養地であるコーニッシュ地方の海と空に例えてコーニッシュウエアと名づけて宣伝され大変な人気を博しました。

 

海のない内陸部のダービーシャーの窯の製品が海の保養地の名前「コーニッシュ」ウエアと称されるのは上の様な理由からです。

 

青白ストライプのデザイン自体には特許はないので、他の数社も人気に乗じて類似商品を販売しました。しかし、いまでも尚、TGグリーンが格別のコレクターズアイテムであるのにはTGグリーン独特の製法があるからです。

 

画像下段の左と中央をご覧下さい。ストライプの白の部分が一段窪んでいますね。これは、まず全体をブルーに塗る、そして表面一部をストライプ状に削ってから釉で焼くからなのです。

 

最後の画像、底の印字の比較をご覧下さい。左がTGグリーン、右はシェフウエアです。シェフウエアは後追いでブルーストライプを出した窯です。こちらは表面のブルーが盛り上がっているのですが、それは塗料を盛り付けているからで、削っているからではありません。

 

最初の画像に点ドット柄のエッグカップが一個交ざっていますが、これはストライプではないドット版の「ドミノ」と呼ばれるTGグリーンです。製法は同じく、白い点が窪んでいます。