無骨だけど簡素でどこに置いても見てくれが収まる小家具って意外と無いものです。
古いものを探すのは骨董価値を狙っているのでなく、そのほうが見つけやすいから。
ロンドンのマーケットで毎週いろいろなものに出会ってますが、
もしこんな四つ脚を露店で見つけたら、もう家に連れて帰るしかありません。
壊れてたら補修して治す、強度がなければ補強する、脱色していたら補色する。
僕は補う作業を通じて、独りよがりながら木工を楽しむ術を得ました。
そして、プリントされた木目のエセ木に囲まれる生活はなんだか詫びしい気がします。
上は小机 W40XD40XH50cm
下は花台 W18XD18.5XH47cm